Pablo Guitar#001


アメリカに住む知人がゲイリー・クレーマー氏(Kramerの設立者)と知り合ったらしく

オリジナルモデルPablo Guitarの写真を見せてくれたところ「おお、かっこいいね」とおっしゃってくれたそうです。

そんなメッセージが届いて、朝から嬉しい気分です。

いつか実物もみてもらいたいものです。

 

 

さて、そんなPablo Guitarですがオーダー分が完成し、お渡ししてきました。

Pablo Guitar#001

 

 

 

 

 

 

 

 

プロトタイプを踏まえて、アップデートした点もありますがオーナー様の使用感や好みに合わせていくつかパーツの変更もしております。

当初、打ち合わせの段階ではSRV風のレリックをお考えとの事でしたので、レリックを主に色んなパターンのイラストを描きました。

その打ち合わせの際に、プロトタイプを見て頂いたところ、「ギルディング」を気に入っていただき一気に仕様変更して今回のオーダー内容となりました。

これは嬉しい誤算でした(笑)

 

箔貼り中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

製作中は、グリップ形状などを木工段階でチェックしてもらったり、箔貼りの作業時には実際に作業を体験してもらいました。

途中段階を見たり、体験できるのはオーダーメイドならではですね。

楽器が完成するまでの色んな姿を見て、更に愛着を持ってもらえたら何よりです。

箔貼り作業では、オーナー様のナイスセンスが発揮されかっこいい仕上がりとなっております。

 

このギターをぱっと見て、やはりストラトキャスターぽさを想像されると思います。

もちろん僕もストラトは意識して設計しております。

ただ、そのまま真似して作ったところで僕が作る意味は無いと思ってます。

「ストラトを改善して」などとおこがましい考えはありませんが

僕がギターを弾いたり、かっこいいと思うギタリストからの話を聞く上で出てきた「こうだったらいいな」を詰め込んでます。

設計時に意識したのは

・日本人の体型に合わせて少し小さなボディ

・軽重量

・ネックの位置を体に近くする

・ハイポジションへのアクセスの良さ

・ローノイズ

・立ち上がりの早さ

・程よい倍音感

といった点です。

細かいこだわりは他にも色々とありますが、想像通り扱いやすい仕上がりになっていると僕は思います。

ただ、もちろん「好み」が大事な世界なので100人中100人にハマるとは思っておりません。

とにかく一度実際に見て触って弾いてもらいたいです。

もしそこで気になったらぜひオーダーをご検討下さい。

オーナー様と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ストラトユーザーのオーナー様に気に入ってもらえた事は、目標の一つでもありましたので、Pablo Guitarの成長に繋がったのかなと思います。

また、ステージやメンテナンスなどで楽器と再会できる日が楽しみです!

後日、オーダーメイドギャラリーに写真や仕様をアップします。